車いすの特徴(自走式と介助式)

車いす

こんにちは 福祉用具大好き作業療法士 ふくまつです。

今回は車いすを選ぶ上で必要な知識、自走式と介助式の違いについて紹介します。

この記事はこんな人にオススメです。

・親の介護が必要になったけど、どんな車いすを選んだらいいかわからない。

・家の中で使いやすい車いすってあるの?

・まずは車いすの基本的なことを知りたい。

ではさっそく見ていきましょう

車いすの種類

車いすにはいろいろな種類があります。

まずは大きく2種類に分けてみます。

  • 自走式車いす
  • 介助式車いす

まずは自走式車いすについて説明します。

自走式車いすは乗ってる人が自分の手を使って動かせる車いすです。

車いすを思い浮かべると、もっとも一般的なタイプかもしれません。

自走式車いすの例

”手でタイヤを回す”とはどういうことかというと、タイヤについているハンドリムという部分をつかんで回します。

画像でいうとタイヤの外側についている黒い輪っかです。

自走式車いすの例

この部分をつかんで前に押し出すことで進みます。

方向転換したいときは曲がりたい方向と逆のハンドリムを回せば曲がります。

(右に曲がりたければ、左のハンドリムを回す)

このタイプの自走式車いすのメリットは

  • 自分で動かすときに、手や腕の筋力を維持することができる。
  • 疲れたら動かしてもらうこともできる。

があります。

スーパーや博物館などの公共施設には、だいたいこの自走式タイプが置いてある印象です。

メリットの多い自走式車いすですが、こんなデメリットもあります。

  • ハンドリムの分だけ横幅が広くなり、自宅の廊下では狭い場合も。
  • 自分一人で自由に移動したり乗り移りをする場合は、操作方法(進み方、ブレーキのかけ方)を習得しなければ危険。

自宅で使用する場合は、本人が頻繁に通る動線で車いすが通れるかを試したほうが安心です。

例えば、廊下の曲がり角やトイレの入り口などですね。

その際に注意していただきたいことがあります。

それは必ず、本人(難しい場合は体格の近い人)が実際に自分で漕いで移動してみることです。

というのも、車いすだけで試して

ギリギリ通れたから大丈夫だな!

と判断しても、実際に漕いでみると腕や肘が壁に当たって通れないなんてこともあります。

また、固いフローリングではそうでもないですが、畳やカーペットの上ではタイヤの抵抗が大きくなるので、動かすのに少し力が必要になります。

いずれにせよ、実際に利用者が自分で試すのが一番確実です。

次に安全性ですが、私の経験では、自分で漕ぐことはできてもブレーキをかけ忘れる人が多い印象です。

ブレーキをせずに乗り移りをしてしまうと、車いすに力をかけた瞬間にスーッと動いてしまいバランスを崩して転倒してしまう危険があります。

毎回必ずブレーキを忘れずに掛けられる方でないと、一人だけで使うのは危険です。

まとめです。

自走式は、「自分で動かす方法の選択肢が多い」が、「使う場所と安全性に考慮」。

ちなみにそんなデメリットを解消したタイプもありますが、それは次の機会に。

次に介助式車いすについて説明します。

介助式車いすは基本的には介助者が後ろから押して移動するタイプです。

介助式車いすの例

自走式との大きな違いはタイヤの大きさです。

介助式車いすの例

自走式よりもコンパクトになり、ハンドリムもありません。

基本的に、後方から介助者が押して移動することを目的として設計されています。

このタイプの介助式車いすのメリットは

  • 車幅が狭く、小回りが利くので狭い空間で使いやすい。
  • 畳んだ時に自走式よりもコンパクトになるので、収納場所の選択肢が増える。
  • 軽いので自動車に乗せて移動もしやすい。

があります。

やはりコンパクトであることが最大のメリットですが、デメリットとしては

  • 自分で動かすときに、手や腕を使えない。
  • 上がり框などの大きな段差を越えにくい。

があります。

まとめです。

介助式は、「コンパクトで介助者は扱いやすい」が、「自分で動かすには方法が限られる」。

ここで、操作方法についてですが大事なポイントです。

車いすは足でも動かせます。

画像のように足を床におろして手前に引いてくると、手の力がなくても動かせます。

なので、例えば介助式車いすでハンドリムがなくても、足で上手に動かせれば問題ありません。

また、脳梗塞などで半身麻痺になった場合は、片手片足で動かすこともできます。

選ぶときの考え方ですが、

自分で動かすのに、手も使えたほうが動きやすい。

自宅でも、施設でも車いすで過ごしたり、積極的に移動したい。

という方には自走式がおすすめです。

反対に

そんなに自分で車いすは漕がないし、外出するときに部屋から車まで移動できればいい。

間口が狭くて、車いすがギリギリ通るかなってくらいのスペースだ。

そんなときは、介助式車いすがおすすめです。

車いすを利用するとき、自走式・介助式車いすに共通して言えることがあります。

  • 各メーカーが取り扱っており、種類が豊富。
  • 介護保険を利用すれば1割~3割の値段でレンタルできる。※ただし、要介護2以上が原則。

ここまで、自走式と介助式について紹介してきました。

車いすにはいろいろな種類があります。

実際に選ぶときは、ケアマネジャーか福祉用具専門業者がお近くにいれば相談してみましょう。

以上、自走式・介助式車いすの紹介でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ふくまつ

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